観賞池用ろ過機 「湧清水」(97-10型)をU97-10型へ改造
部署: 家電 2018年8月25日 土曜日鑑賞池ろ過器「湧清水」97-10型を正規品のU97-10型へ改造致しました。
ブログにてこの「湧清水」のご紹介は始めてとなりますが、当社がこの機器の取り扱いはとても古く、40年になろうかとしています。先代の社長から取り扱いを始め、ホント沢山の湧清水を販売し、それに伴いメンテナンス、修理も行ってきました。
早速ですが、本題に・・・
こちらが本体になります。言うなれば、この機械がノーマルタイプで、型式(97-10型)から10トンの池水の処理が出来るタイプになります。この機械の中を池水を通し、綺麗に浄化し元の池に戻します。その際に中に溜まってくる汚れは自動で排出するしくみになっていますので、池の管理が非常に楽になります。水の透明度も凄く良くなり、泳いでいる鯉も良く見える事になり、非常に満足のいく機械と、評判は上々なんです。
そんな機械なんですが、お客様より「池の水位が下がり、鯉があっぷ、あっぷしてます」と修理の依頼。
この際の故障個所は、即座に排水バルブの故障と返事させて頂きました。ですが、その際に、池水が青くなって鯉も見えなくなっていたと聞き、アオコが繁殖過多になっていると判断し、殺菌ランプの設置を勧めました(薬で対処も出来ましたが・・・)。この湧清水には、U97-10型と、Uがついた型式があり、これは、殺菌ランプを本体に内蔵しアオコ等を抑える機能をもった機械で、U型へ変更(改造)されては?とご提案致しました。
と、こんな経緯で、改造しました。改造と言いましても、メーカーさんが販売しておられるU型にする訳なので、安心ですね。もちろん、メーカー純正の部品を使います。
これが作業前です。(頭の部分に殺菌ランプが付きます)
制御盤の交換からです。まずは、下部の機器を覆っているカバーを取り外し作業をできる環境とします。(周りの草刈りも必要でした) 制御盤下部にある配線をU型専用盤に交換します。殺菌ランプ用の追加の配線もあるので、間違わない様にです。 ですが、電気機器の修理を普段からこなしている私にとると、こんなのは簡単です~笑
取替え完了です。U型盤には、殺菌ランプ用の点灯管もありますね。
処理水室を取り(普通はここは開けません)、ろ材を入替し、UVランプをつける為のUV筒管を取付していきます。右側のステンレスの中央に筒がありますが、ここにUVランプが入ります。
所定位置に各部品を取り付け完成となります。
左側の写真の上部に穴が開いています、ここにUVランプを挿入しておきます。
制御盤からUVランプへの配線をし、右側の写真のてっぺんフタをすれば完成となります。
てっぺんフタは、蝶ネジにて外せます。UVランプ交換時の為ですね。
これにて 完成です!
観賞池用ろ過機「湧清水(わきしみず)」のご用命は、
正規代理店の「大門デンキ株式会社」まで、どうぞ。
電話 059-228-5750